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東北大学法科大学院メールマガジン第5号 09/11/2005 ◇入試情報
法学専門科目筆記試験のスタイル・出題範囲・レベルについて、Q&Aに掲載中です。 ◇説明会のお知らせ
10月3日に入試説明会を開催致します。詳しくは東北大学法科大学院ウェブサイトのトップページにある「入試説明会のお知らせ」を参照してください。 今回は,学生さんに東北大学法科大学院での生活についてお話して頂きました。お話頂いたのは,2004年3月に東北大学法学部を卒業後,同年4月に本法科大学院に既修者として入学,現在3年次に在籍している方です。 「学び舎」 学校を卒業し,それぞれの進路に就くとき,新しい環境になじめるかどうかという不安は,誰しもが持つものです。特にそれが住み慣れた街を離れる場合にはなおさら大きい。幸い,私は東北大学の法学部から東北大のロースクールに進学できたので,住み慣れた街を離れる,ということはなかったですが,それでも,学部時代とは違う環境に身を置くことには不安を覚えていました。同級生になる人たちは,皆自分と同じに法曹を目指している。優秀な人たちが沢山いるだろう,授業についていけるだろうか,友達はできるだろうか・・・,不安は尽きませんでした。一度,入学前に片平キャンパスを見に行きました。そこには,少し古びた,雰囲気のある建物が並び,静かな趣のある空気が流れていて,キャンパスの中心に大きな桜の木があり,その周りを緑の芝生に覆っていて,近所の保育園の児童たちが,保育士さんに連れられ,シートを広げて昼食をとっていました。穏やかな,優しいところだな,というのが私の片平キャンパスへの第一印象です。そのとき,教室や自習室は見られませんでしたが,片平キャンパスでの生活が楽しみになりました。しかも,片平キャンパスは仙台の中心部にあって,街中まで徒歩5分で行ける,というのも魅力でした。食料や生活品を買うにもとても便利なところで,女性としても嬉しい環境でした。 学校が始まり,授業が始まって,予習に追われる日々が始まりました。ロースクール生に24時間解放されている自習室で,勉強するようになり,自然と友達ができました。学校が始まってすぐに,学生の1人が主催して開いてくれた飲み会がきっかけでできた友達もいます。女性の割合は全体の3割程度なので,女性同士,自然と仲良くなったという面もありました。とにかく,入学前に誰しもが抱く不安は,最初の2ヶ月で吹き飛びました。授業の予習が大変なのは相変わらずでしたが,それはロースクール生であればみんな同じですよね。 あれから1年が経ち,2期生が入学してきました。2期生は1期生以上に全体的に仲が良さそうに見えます。1期生で主催してくれていた人の後を継いだかのように,2期生でも主体的に主催してくれる人がいるようで,知り合う機会が多いのか,全体的に和気あいあいとしながら,互いに切磋琢磨しているように見えます。 新司法試験合格を目指す勉強は,基本的には孤独なものだと思います。しかし,その孤独を投じる環境は雰囲気の良いものであってほしいと,誰もが思うのではないでしょうか。東北大は,その望みに適うところだと思います。私は,東北大のロースクールに入学でき,ここで学ぶことができて,本当に良かったと思っています。
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