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東北大学法科大学院メールマガジン第41号 01/30/2009 去る平成20年11月10日(月)に開催されました「新司法試験合格者と語る会」における講演概要の第三弾です。今回は,谷藤一弥さんの合格体験談をご紹介いたします。掲載にご快諾いただいた谷藤さんに,心から御礼申し上げます。 谷藤 一弥
○はじめに 東北大学法科大学院の合格者59人中今年の3月修了者の合格者は40人(内訳:既修27人,未修13人)でした。受験者は,既修51人,未修38人で,既修合格率は50%を超える一方,未修のほうは33%と,数字上では苦戦しています。しかし,純粋未修で予備校も使わずにきちんと合格している人はいるので,未修の人もがんばってほしいと思います。 試験本番では,得意な労働法でいろいろ書いていないことに気づきました。また憲法も苦手でぜんぜんできなかったので,2日目終了後は「また来年もか」と落ち込みましたが,でも1日休んで何とかがんばろうという気になりました。最後まであきらめず受験するというのが大事だと思います。
○1年次 知識の確認,復習という意味で,新試験対応の短答式の問題を解くのもよいかもしれません。条文にどのようなことが書いてあるかということとどのような判例があるかということの理解に資するのではないでしょうか(最初は1問解くのにも時間がかかるでしょうが)。
○2年次 各科目について,授業と平行してマインドマップを作成しました。もちろん授業ではすべての内容が取り上げられるわけではないので,そういうところは自分で補ったり,夏休みにまとめて作ったりしました(特に民法と刑法各論)。結局1年くらいかけて,全部の科目のノートを作りましたが,これを司法試験受験まで使うことになりました。 後期から1日何問,という形で短答式の問題を解き始めました。旧試験の問題だったこともあり,最初は1日10問もできればよいほうでした。2,3回繰り返して解いた後は,新試験対応の問題集をやりました。こちらは最終的に4,5回は繰り返していると思います。
○3年次 これとは別に,朝の勉強会がない日については,一人で旧試験の論文の問題を一通書くようにしました。前期は授業の予習復習もあり,なかなか一日一通というのは難しかったのですが,後期はきちんとやっていたと思います。短答については肢別本も買ってやってみました。問題集1周終わったら肢別本1周という形です。肢別本については役に立たなかったことはないと思いますが,必須というわけでもなかったように思います。 ほかは,教科書を読み,ノートを見るというのを各科目で繰り返しました。
○修了後 模試は,短答の模試は受けましたが,論文まで含めた模試は受けていません。直前期に4日間も拘束されるのは時間がもったいないと思ったことや,試験直前に模試の結果で一喜一憂するくらいなら受けないほうがいいと思ったことがその理由です。
○選択科目
○生活
○最後に ◆編集後記
寒中お見舞い申し上げます。 東北大学法科大学院は,これまで積極的な情報発信に取り組んでいますが,その一環として,過去に実施されたオープン・キャンパスの模様を紹介する「バーチャル・オープン・キャンパス」(仮)を企画中です。近々,ホームページ上にて公開予定ですので,お楽しみにお待ちください。 (平塚記)
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